力強く走り抜ける優雅なサラブレッド。
長い競馬の歴史の中には、最強の競走馬や人気の競走馬、話題になった競走馬がたくさんいます。
皆さんの中にも、いつまでも心に残っている競走馬、大好きな競走馬がいるのではないでしょうか?
こちらでは、最強の競走馬や歴史に残る競走馬など、今も愛され続けている有名な競走馬をご紹介していきます。
誰もが知っている魅力あふれる競走馬を、もう一度思い出してみみましょう!
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心に残る有名な競走馬は?
「あの競走馬は忘れられない」と思い出す大好きな競走馬は、どんなサラブレッドでしたか?
心に残る競走馬は、「最高に強い!」ことはもちろんですが、その他にも魅力ある要素がたくさんふくまれています。
アイドル的な存在の馬・愛嬌のある馬・あまりにも弱くて有名になった競走馬・記録を出した競走馬など、心に残り有名な名馬となる要素はひとつではありません。
そんな競馬の歴史のなかで、有名になった馬をピックアップしていきたいと思います。
懐かしのハイセイコー
1970年代に人気を集めたハイセイコーは、社会的現象を起こすほどの国民的アイドルホースです。
第一次競馬ブームの火付け役となりました。
1972年に大井競馬場で初出場、その後中央競馬に移籍して連勝を続けます。
現在は大井競馬場でも「ハイセイコー」の銅像が飾られている程です。
中央競馬クラシック三冠、皐月賞で勝利するとメディアでも多数取り上げられ、その人気は競馬に興味がない人達にも浸透していきます。
『さらばハイセイコー』という楽曲が作られて、その曲がラジオヒットチャートで1位を記録したほどの人気の高さを誇っていました。
性別 牡馬
毛色 鹿毛
1970年3月6日誕生 2000年5月4日(30歳没)
父 チャイナロック 母 ハイユウ
生涯成績 22戦13勝
獲得賞金 2億1956万6600円
バブル時代のアイドル!オグリキャップ
ハイセイコーの第一次競馬ブーム後、1980年代の第二次競馬ブームに高い人気を得たオグリキャップ。
オグリ・芦毛の怪物との愛称で多くの競馬ファンに親しまれた競走馬です。
1987年5月の笠松競馬場で初出場となり、12戦10勝という好成績。
その後、中央競馬へ移籍すると、重賞12勝という記録を残しました。
当時はオグリギャルと呼ばれる女性ファンもあらわれ、競馬に関心が持たなかった人達にもオグリキャップの名前が知れ渡るようになったのです。
特にオグリキャップの関連グッズとして売り出したオグリキャップのぬいぐるみは、爆発的な売上を記録しました。
性別 牡馬
毛色 芦毛
1985年3月27日誕生 2010年7月3日(25歳没)
父 ダンシングキャップ 母 ホワイトナルビー
生涯成績 32戦22勝
獲得賞金 9億1251万2000円
最強の競走馬ディープインパクト
ディープインパクトの名前は競馬に詳しくない方でも知っている方が多いのではないでしょうか?
ディープインパクトは2005年(平成17年)の中央競馬クラシック三冠、日本競馬史上における6頭目の競走馬です。
無敗で達成したのは、1984年のシンボリルドルフ以来2頭目。
2006年には芝部門・長距離部門で世界ランキング1位となったとても強い競走馬でした。
ディープインパクトは世間の注目をも集めています。
テレビのNHK中継の時には、関東で22.6%、関西では28.5%もの瞬間最高視聴率を記録して社会現象にもなっています。
また、2005年の新語・流行語大賞のにもノミネートされ、日経MJのヒット商品番付では、西関脇にまで番付となりました。
ディープインパクトのタイアップ商品や福袋までもが売りだされたという、高い人気度を誇ったディープインパクトでした。
性別 牡馬
毛色 鹿毛
2002年3月25日誕生 (17歳)
父 サンデーサイレンス 母 ウインドインハーヘア
生涯成績 14戦12勝
獲得賞金 14億5455万1000円
弱くても有名になったハルウララ
強くて有名になる競走馬と正反対にあまりにも弱い競走馬として、一躍有名となったハルウララ。
ハルウララは1998年に高知競馬場でデビューし、5頭の中で5位という成績で敗れています。
その後も、勝利を一度も上げることができす、連敗はなんと87回にものぼります。
連敗は続きましたが、年間に20回出走し20万ほどの出走手当金を稼ぐことができたため、処分されずにすんだそうです。
ハルウララの気性は臆病で、始めは鞍や腹帯を装着しようとしも暴れたりひっくり返ったりしていました。
また、運動させようとしても動かなかったなどと、ハルウララは手のかかる競走馬でしたが、担当厩務員の藤原氏にだけは懐くようになったそうです。
連敗を続けていたことが、全国的に話題になり人気と知名度を得ることになったハルウララ。
60連敗頃から注目を集めて「1回ぐらい勝とうな」という見出しで高知新聞に掲載されています。
性別 牝馬
毛色 鹿毛
1996年2月27日誕生
父 ニッポーテイオー 母 ヒロイン
生涯成績 113戦0勝
獲得賞金 112万9000円
日本史上を誇る有名な最強馬
有名になった競走馬の中でも、やはり最強馬だったのは?というのは、外せないのではないでしょうか?
今現在では、先に紹介したディープインパクト以上の成績をだした競走馬はおらず、2位にはオルフェーヴル、3位にはエアコンドルパサーが続くかたちとなっています。
圧倒的な強さのディープインパクトは、安定感、血統、強靭な末脚、騎手を含めて全てが完璧の競走馬。
これ以上の馬が現れないのかもしれないとまで言われています。
オルフェーヴルについて
2位にはオルフェーヴルは、個性的な気性が魅力的な競走馬。
暴君と言われているだけのことある圧倒的なパフォーマンスは、ファンを釘付けにしてしまいます。
性別 牡馬
毛色 栗毛
2008年5月5日誕生
父 スティゴールド 母 オリエンタルアート
生涯成績 21戦12勝
獲得賞金 13億4408万4000円 フランス:215万9880ユーロ
エアコンドルパサーについて
3位にはエアコンドルパサーは、11本もの完璧なレース制した競走馬。
JRA賞最優秀4歳牡馬に選出、サンクール大賞で優勝しています。
しかし、2002年に産駒デビューをする前に腸捻転により死亡してしまいました。
性別 牡馬
毛色 黒鹿毛
1995年3月17日誕生
父 Kingmanbo 母 サドラーズギャル
生涯成績 11戦8勝
獲得賞金 3億7607万8000円 380万フラン
語り継ぎたい有名な競走馬
強い馬、人気のある馬はご紹介してきましたが、後世にも語り継ぎたい競馬は他にもたくさんいます。
こちらでは、語り継ぎていきたい競走馬をピックアップしていきたいと思います。
ナリタブライアンについて
シャードーロールの怪物という愛称で競馬ファンに人気の競走馬です。
中央競馬史上5頭目となる牡馬クラシック三冠馬となり、同じ年にG1を5連勝(牡馬クラシック三冠馬)、さらに10連続連対を達成しています。
シンボリルドルフについて
シンボリルドルフは、G1競走を含めた史上初の七冠馬。
中央競馬クラシック三冠では日本競馬叙情4頭目の馬となっています。
1984年度優駿賞年度代表馬・最優秀4歳牡馬となり、翌年には、1985年度同年度代表馬・最優秀5歳以上牡馬。
トウカイテイオーについて
トウカイテイオーは、1991年には皐月賞、東京優駿、1992年にはシャパンカップ、1993年には有馬記念などで活躍した競走馬です。
父馬にシンボリルドルフ、母馬にトウカイナチュラルを持ち、シンボリルドルフの初年度産駒の1頭という血統を持っているサラブレッド。
父であるシンボリルドルフよりも人気が高く、人懐っこく温かい雰囲気と浮き沈みの激しいレース生活がファンの心を掴んだといわれています。
20世紀の名馬大投票では父よりも一つ上の5位にランクインをはたしています。
最近亡くなった有名な競走馬
競走馬は引退しても、種牡馬や繁殖馬として活躍しています。
牧場で、有名であった競走馬と出会えたのなら、喜びもひとしおです。
しかし、その一方ですでに亡くなった馬もいるのです。
ここ最近では、どんな名馬が亡くなってしまったのでしょうか?
2019年 ウォッカについて
牝馬として大活躍を遂げた競走馬。
競馬ファンからは、史上最強の牝馬と呼ばれていました。
2007年には64年ぶりに東京優駿で勝利をあげ、G1通算7勝もの好成績をあげています。
ウォッカという名前は父よりも強くなるようにと、ジンよりもアルコール度数の高いウォッカという名前が付けられました。
亡くなったのは2019年の4月1日。
配合のためにイギリス・ニューマ-ケット近郊の牧場で亡くなりました。
右後肢第3指骨粉砕骨折のため手術など治療を施しましたが、回復飲み込みがないために安楽死の措置が取られました。
その他には、2018年スペシャルウィーク、2016年メジロライアン、2013年トウカイテイオーがすでに亡くなっていました。
亡くなっても、競走馬の勇姿はファンの胸に生き続けてくれることでしょう。
まとめ
過去に偉業を成し遂げた強い競走馬や応援したくなるような様々な競走馬を紹介しました。
競馬ファンにとって忘れられない競走馬。
有名になった馬や話題になった馬は、今も競馬ファンの心に生き続けているのかもしれません。
こちらでは、そんな有名で人々から人気のあった競走馬をピックアップしてみました。
昔、活躍した競走馬を思い出しながら、名馬達の子孫達を予想の枠の中に入れてみるのも、違った競馬の楽しみ方ができるので面白いかもしれませんね。
また、これからも競馬ファンにとっても忘れられない様な有名な競走馬が誕生していくことが待ち遠しいです。
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