競走馬は血統で決まる!?予想家達の鍵でもある競走馬の現代血統を徹底解説!

競走馬

みなさんは競馬を見る時に、競走馬の血統を気にしますか?

競走馬の血統とは、すごく奥が深い内容で、馬の祖先の話になります。

しかし、すごく優秀な警察犬などにも血統証付きの犬などというように、馬にも血統が重要な予想になっています。

また「血統は予想に関係ない」という人もいるかもしれませんが、競馬は「ブラッドスポーツ」とも呼ばれるほど、「血統」が重要視されてきた歴史があります。

血統から好成績をあげる競走馬を見つけ出して予想するという人も少なくありません。

実際に、予想家の人たちもこの「血統」を重視している人が多いのも事実です。

そこでまずは、血統とはどのようなものなのかについて確認していきましょう。

競馬における競走馬の血統とは


競馬はブラッドスポーツと言われるほど、競走馬の血統が大きく関わってくるスポーツです。

競走馬はサラブレッドと呼ばれますが、その語源はThorough(徹底的な、念入りな)bred(品種)で「徹底的に品種改良された血統」を意味します。

これだけを見ても、競馬おいて血統は切っても切れない存在であることが分りますね。

競馬の予想において誰もが初めに意識するのがその馬の血統です。

その馬のお父さんが誰で、お母さんが誰なのか。さらに言うと祖父母は誰なのか、先祖をたどると誰に行き着くのか疑問ですよね。

血統で競走馬の性能が100%決まるわけではありませんが、予想をする上での重要な指標であることは違いありません。

そんな競走馬の血統について色々と紹介します。

競走馬の血統から隠れた能力を発見できる?

出馬表に記載されている「出走馬の父母の血統」を知っておくだけでも、競走馬の特徴を理解するのに繋がります。

また、父母からさらに先祖の「系統」をみていくと「隠れた才能」を見つけ出し、「穴馬」を見つけることもできるかもしれません。

このように、血統を調べるだけでも予想に使える情報がでてくるので、血統をチェックするという人が多いのです。

日本近代競馬の競走馬で主要血統と特徴は!?

競走馬の血統に関しては非常に難しく、複雑な部分が多くあります。

まずは、今の日本で一番多く走っている馬の血統で簡単に理解しましょう。

サンデーサイレンス系とキングマンボ系を中心に、現在の日本の主要血統を紹介します。

初年度産駒のデビューを控えるオルフェーヴルやロードカナロアなどを見ても、今後もこの2つの血統が日本競馬の軸になっていくのはほぼ間違いないでしょう。

それでは、見ていきましょう。

競走馬の血統① サンデーサイレンス


G1などの出馬表を見ていると、サンデーサイレンスの名前を目にすることも多いかと思います。

サンデーサイレンスは94年の初年度産駒から、06年の最終世代まで、毎年数多くの名馬を輩出し続けました。

サンデーサイレンス産駒は激しい気性と強靭な肉体、そして日本の馬場への高い適性が特徴です。

芝からダート、適性を問わず大活躍し、ステイヤーからスプリンターまで、合計78個のG1タイトルを獲得しました。

種牡馬としても活躍する産駒が多く、その血はまさしく日本近代競馬を変えた血と言っても過言ではありません。

代表産駒:ディープインパクト、ハーツクライ、スペシャルウィーク、アグネスタキオンなどが挙げられます。

競走馬の血統② ディープインパクト

サンデーサイレンスの後継種牡馬とも言われている、2016年のリーディングサイヤーです。

現役時代の底知れぬ強さを種牡馬となった後も発揮し多くの有力馬を生んでいます。

ディープインパクト産駒の特徴は若い時期から頭角を現す馬が多く、2016年の牡馬クラシックを異なる3頭で完全制覇し、桜花賞では初年度産駒から計5連覇をするなどクラシックホースが多い特徴があります。

短距離から長距離まで幅広いが距離で結果を出していますが、特に1600~2400で活躍する馬が多い傾向があります。

馬場適性は芝のレースに偏っており、特に早い時計が出る馬場に強い傾向があると言われています。

代表産駒:ジェンティルドンナ、サトノダイヤモンド、キズナ、エイシンヒカリなどです。

競走馬の血統③ ハーツクライ


現役時代のディープインパクトに国内で唯一土をつけた競走馬です。

ディープインパクトと同じサンデーサイレンスの血を引き、種牡馬としても活躍しています。

世界No1ホースになったジャスタウェイを筆頭にヌーヴォレコルト、ウインバリアシオンなど、芝のレースでクラシックを中心に活躍し、古馬になってから本格化する産駒が多い特徴があります。

長距離の成績が良いですが、ジャスタウェイやヌーヴォレコルトのように中距離にも対応可能です。

代表産駒:ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリーなどです。

競走馬の血統④ オルフェーヴル


2013年に現役を引退した栗毛の三冠馬です。

今年度から初年度産駒がデビューする、サンデーサイレンスの血を引く期待の新星です。

2015年に種牡馬であった父ステイゴールドが急死したため、その後継としても期待されています。

ステイゴールド産駒は気性に難がある馬が多く、その気性が現れたかのような爆発力を秘めた馬が多い傾向がありました。

距離は主に2000から長距離の成績が良く、重馬場適性がとても高いです。

特にオルフェーヴルはステイゴールド産駒の傾向を最大限に発揮した馬で日本競馬史上類を見ないその爆発的な能力と幅広い馬場適性が最大の武器でした。

この能力と適性を産駒にも伝えられるのかが楽しみです。

代表する近代血統のキングマンボ系

上記では、サンデーサイレンス系の血統を紹介しました。

競馬好きのファンの方なら一度は聞いた事のある名馬達の血統だったと思います。

次は、もう一つ大事な血統を紹介します。

これも今の日本で走っている競走馬の血統で多くの名馬を輩出している競走馬になります。

ぜひこれも覚えると良いでしょう。

それでは見ていきます。

競走馬の血統① キングマンボ

2016年に26歳で天国に逝ってしまいましたが、85頭以上の産駒を輩出した名馬です。

エルコンドルパサー、キングカメハメハなどの日本馬を輩出したアメリカで供用された名種牡馬です。

キングマンボの産駒は芝のスピードレースも得意ですが、ダート適性の高い産駒が多く、重馬場への高い適性があります。

距離はマイルや中距離を中心に幅広い距離に対応でき、距離や馬場の状態に左右されない安定感が魅力です。

代表産駒:エルコンドルパサー、キングカメハメハ、キングズベストなどが居ます。

競走馬の血統② キングカメハメハ

現在ディープインパクトに負けない活躍をする非サンデーサイレンス系の種牡馬です。

現役時代は故障で早期引退しましたが、種牡馬になってから素晴らしい活躍をしています。

芝、ダート問わず有力馬を出しており、長距離よりマイルから中距離に適性がある産駒が多い傾向があります。

キングマンボの血を引くため、馬場の状態に左右されない特徴もしっかりと引き継いでいます。

またサンデーサイレンス系の血を持たないため、ジェンティルドンナなどのディープインパクト産駒とも交配でき、今後種牡馬としてさらなる活躍が期待されています。

代表産駒:ロードカナロア、ドゥラメンテ、ルーラーシップ、ホッコータルマエなどがいます。

競走馬の血統③ ロードカナロア

オルフェーヴルと同じく2013年に現役を引退した名スプリンターです。

キングカメハメハの代表産駒として、今年から初年度産駒がデビューします。

父であるキングカメハメハと同じくサンデーサイレンス系の血を持たないため、種牡馬としてその血に期待する関係者はとても多いです。

主に短距離G1で国内外問わず抜群の実績を残しましたが、マイル戦の安田記念も勝っており、その血統背景から中距離でも活躍する産駒を期待する声も大きいです。

2016年には全体で3番目に多い263頭への種付けをしており、今後日本のターフを多くの産駒が走ることになります。

競走馬の血統表のクロスとアウトクロスについて

ここからは少し競走馬の血統でも難しい話になりますが血統にはクロスと呼ばれるものがあります。

血統を表す「クロス(インブリード)」とは「近親交配」を行ったという意味を持っています。

5代前までに同一の祖先を持っている競走馬がクロスとよばれ、サラブレッドは意識的にこの「近親交配」を行うケースがあります。

近親交配を行う理由は「血を濃くすることで、遺伝能力を高められる」からと言われています。

近親交配を行う馬は、似た能力を持った馬が選ばれて、より能力を高く受け継がせることを考えて行われています。

過去にクロスの血統で好成績を残した競走馬では「エルコンドルパサー」「オルフェーヴル」「ブエナビスタ」「ストレイトガール」などがいます。

その中でも脅威の血統を持ったエルコンドルパサーは「奇跡の血量」を越えた血統を持っていました。

逆に、その反対にアウトクロス(アウトブリード)と呼ばれる異系交配・異系繁殖の競走馬が弱いのかというとそんなこともなく、アウトクロスでも歴史に名を残す名馬が生まれることがあります。

まずはアウトクロスがどのような特徴を持っているのかを確認していきましょう。

まず、父母の系統に同じ名前がないのが特徴です。

5代血統表を見てみると、父母の系統に同じ名前がないのが特徴的なのが「アウトクロス」です。

5代前まで見ても父母に共通の馬が現れないものをアウトブリードと呼んでいますが、明確な定義はありません。

中には、全く血縁関係のないインブリードの馬が血統に混ざっていることもあります。

インブリードの馬が血統にある場合をアウトクロス、全く血縁関係がなくインブリードも混ざっていない血統をアウトブリードとする説もあります。

競走馬の血統についてのまとめ

今回は、競走馬の血統について紹介しましたが、少しは解って貰えましたでしょうか?

最後の方はスコス難しい、クロスの説明になってしまいましたが、基本的に血統とは自分の親や祖父の血という事です。

サラブレッドの素質を持った遺伝子が子供にどのように影響するのかという部分です。

競馬予想にも、この競走馬の血統を使う事が多いと思いますで、今の日本で走っている馬の血統などを覚えておくと非常に良いと思います。

ぜひ、参考にしてもらえると幸いです。